Netflix『最後通牒クイア・ラブ』シーズン1の参加者たちは、その後どうなった?
2023年にNetflixで配信された『最後通牒:クイア・ラブ シーズン1』(The Ultimatum: Queer Love)。
結婚をめぐる「最後通牒」をテーマに、5組のカップルが関係の行方を試される話題作でした。
番組内では婚約や破局などドラマティックな展開がありましたが――シーズン終了から時間が経った今、参加者たちはどうしているのでしょうか?
ここでは、各カップルの「番組内の結末」と「その後の現在」を整理してご紹介します。
ヨリー&マル
番組での展開
ヨリーは子どもや結婚を望んでいた一方で、マルは経済的な不安から踏み切れずにいました。
最終的にはマルがヨリーにプロポーズし、ヨリーもこれを承諾。
ヨリーは「私が焦らせたからプロポーズしたのでは?」と不安を口にしましたが、マルは「気にする必要はない、前に進もう」と語り、家や子どもの計画を話すなど前向きな姿勢を見せました。
ヨリーは一時ザンダーとの間で揺れ動きましたが、最終的にはマルを選ぶことに。
番組内では婚約という形で結末を迎えました。
その後の経緯
ところが、撮影終了後の現実は厳しく、プロポーズからわずか2週間で別れることに。
ヨリーは「マルがまた元に戻るのでは」と不安を抱えており、マルと距離を置くために同棲はせず別々に暮らしました。
マルは距離を置く中で「もうやっていけない」と告げました。
マルが実家に1か月半戻ったことをきっかけに婚約は解消。二人はそれぞれの道を歩む決断をしました。
結果
👉 破局済み。婚約は解消。
現在のマル
婚約は解消されましたが、ヨリーとは信頼できる“親戚”のような距離感で関係性を保っているようです。現在は連絡を取り合う間柄ではないとのこと。
そして現在、マルさんには恋人がいるようです。お相手はダンサーのSammy Piconeさん。

2025年2月15日に
It’s quite simple. I love you.(とてもシンプルです。愛しています。)
とマルさんがInstagramに投稿しました。シンプルでまっすぐな愛を大切にしていることが伝わってきます。
現在のヨリー
ソロトラベルや料理、フィットネス、愛犬との生活を楽しみながら、自立した人生を歩んでいます。「依存的な関係はもう望まない」と語り、互いを補い合えるパートナーシップを理想にするようになりました。2023年10月頃には新しい恋人の存在をインスタグラムで報告し、現在は交際中。
ポッドキャスト『The Grey』を立ち上げ、自分自身の経験を通して「思いやり」と「優しさ」を広める活動もスタートさせています。
ヨリーにも新恋人が!お相手はDomenick Floresさん。
Instagramを見る限り、2023年11月ごろから交際が始まったようです。

レイ&レクシー
番組での展開
番組内でレイはレクシーにプロポーズし、レクシーもその思いを受け入れ婚約をしました。
その後ふたりは旅行を楽しみ、婚約期間を通じて幸せな時間を過ごしていました。
西海岸と東海岸を行き来しながらお互いの家族と親交を深め、将来の子どもについても計画を語り合っていました。金銭面の準備として投資も始め、結婚に向けて順調に歩みを進めていたのです。
その後の経緯
しかし、シーズン1の再会エピソードのラストで「その後すぐに破局した」というテキスト字幕が流れ、ファンに衝撃が走りました。
Entertainment Weeklyの取材によると、ふたりは「成長の方向性の違い」や「根本的な問題が未解決だったこと」が原因で関係を解消したと語っています。
結果
👉 破局済み。婚約は解消。
レクシーの現在
レクシーは「レイは人生のパートナーとして自分が望む相手ではなかった」と振り返りながらも、「友情や尊敬の感情は残っている」と述べています。
その後Netflixの『Battle Camp』に出演し、2023年6月にはフォトグラファーのKristin “Zanc” Zancanelli(通称Zanc)との交際を公表しました。

さらに2024年3月には婚約を発表し、新しい人生を歩み始めています。
レイの現在
一方のレイは、番組を通じて「自分の声を見つけた」と語り、自立や自己成長を大切にするようになりました。
価値観やライフスタイルの違いが破局の背景にあったと説明し、「互いに違う方向に進むことが自然だった」と振り返っています。
その後はオレンジカウンティからロサンゼルスに移住し、2024年8月にはSNSで「新たな恋の予感」を示唆する投稿を行い話題に。
そしてついに、新恋人がCaitlin Kearneyさんであることを公表しました。
現在はロサンゼルスを拠点に、恋愛もキャリアも前向きに歩んでおり、ファンからの注目もますます高まっています。

ティフ&ミルドレッド
番組での展開
番組内でティフがミルドレッドにプロポーズし、ミルドレッドも承諾して婚約。
二人は同棲を始め、ミルドレッドの息子と3人で暮らし始めました。
その後の経緯
しかし、二人の関係は順調にはいきませんでした。
ミルドレッドは、ティフが仕事を見つけず、共同の銀行口座を作るなどの将来設計も実現しないままだったと語り、「最後通牒をした意味がなかった」と振り返りました。
経済的な負担を一人で背負い、ティフに「家賃の3分の2を払ってほしい」と求められたことに対しても不信感を募らせ、「経済的に利用されているような気がした」と話しています。
ティフは「息子がいるから」という理由で、家賃の3分の2をミルドレッドが負担すべきだと主張しました。この発言はミルドレッドを傷つけただけでなく、二人の価値観の違いを浮き彫りにしました。
また、問題となったのはティフと息子の関係です。ティフはミルドレッドの息子とうまくいかず、その溝が二人の関係をさらにぎくしゃくさせていきました。
やがて衝突は激化。ミルドレッドが犬用ゲートを投げつけ、ティフの服を階段から放り出すなどの暴力行為に及び、ティフが警察に通報し、ミルドレッドは逮捕されました。
婚約指輪も押収される事態に発展しました。ティフは「侮辱や暴力のある関係だった」と語り、ミルドレッドは「母親として息子を最優先にしたが、ティフは母親としての私を受け止めてくれなかった」と主張。
互いに強い不満を抱えたまま別れることになりました。
別れた後も、ティフはミルドレッドと息子が暮らす家に住み続け、交際相手を家に連れ込んだことをめぐって再び衝突。
ミルドレッドは「まだ私が家賃を払っていたのに」と非難しましたが、ティフは「別れたのだから問題ない」と主張。二人の間で対立が続きました。
再会エピソードでは暴力的な関係性について議論が白熱しました。
ティフは「ありもしないことで責められている」と主張。涙ながらに席を立ち、そのままスタジオには戻りませんでした。
再会エピソードでは、すでに二人の関係は破局しており、婚約も解消されていました。
プロポーズから一時は結婚を見据えていたものの、家庭や経済観念をめぐる衝突が大きすぎて、最終的には別々の道を歩むことになったのです。
結果
👉 破局済み。婚約は解消。
ティフの現在
ティフは自己探究と癒しの道を歩んでおり、恋愛は慎重に進めるスタンス。ミルドレッドとの連絡は一切断っているとのことです 。
- インタビューでは「家庭内での暴力には立ち向かう」「身体的暴力には譲れない」と語り、再会では平和を望んだが叶わなかったことを明かしています 。
- また、虐待を受けた経験から「ナルシシズム虐待コーチ」として活動し、ポッドキャストも立ち上げるなど、支援活動にも従事しています 。
ミルドレッドの現在
ミルドレッドは現在シングルとして自身の成長と healing に専念。
- 結婚よりも自己成長が今の優先事項であり、愛や幸せを得るにはまだ準備が必要と語っています。
- また、ズンバのクラスを続けるなど、新たな趣味を通じて心身の平穏を保っているそうです
- 「ティフとは生きられなかったけれど、今は気持ちが楽」と語っています。
サム&オーシー
番組での展開
サムが最後通牒を出し、オーシーは「5年間一緒に暮らして問題がなければ結婚」と提案。
しかしサムは「5年は長い」と反発。
その後、番組内でオーシーがサムにプロポーズし、サムはこれを受け入れました。
婚約という形で番組は結末を迎えます。
その後の経緯
👉 なし。
(交際継続中)
結果
👉 婚約中。交際は継続。
現在のサム&オーシー
2025年現在も交際は続いており、婚約も解消されていません。
二人は結婚を急いでいるわけではなく、「結婚以上の取り組み」として互いの内面にしっかり向き合いながら関係を築いています。
サムとオーシーはセラピーにも積極的に通っており、オーシーは「私たちがお互いにとって最高の存在になれるよう、時間をかけて準備している」と語っています。
また、2023年末から2024年にかけてカリフォルニアからワシントン州へ移住し、自然に囲まれた新しい生活をスタート。
穏やかな暮らしを楽しみながら、新たな挑戦にわくわくしているそうです。
さらに、オーシーはサムの支えを受けて自身の性自認について深く考えるようになり、「ノンバイナリーなのか、トランスマスキュリンなのか、まだ探っている」と語るなど、自己理解を深める変化も見られます。
サムが2025年6月18日にインスタグラムを投稿しました。

📸 サムの投稿内容(和訳要約)
「この写真は投稿したことなかったと思うけど、めちゃくちゃお気に入り😻
ハート型のクリスタルを眺めながら“これが私が待っていた“ロック(指輪)なのかな?”って考えていたときの瞬間。カメラで映っていた沈黙も長く感じたけど、実際はもっと長く感じたよ😂この時を振り返ると bittersweet(甘酸っぱい気持ち)だけど、多くの素敵な人に出会う機会をくれたし、ここまで一緒に歩んできたオーシーと自分を誇りに思う。私たちは一緒にすごく成長したし、“完璧じゃなくても愛されるし、愛を感じられる”ってことを証明できたと思う🥰
私たちはクィアのアジア人、そしてクィアのアジア人カップルとして、まだまだメディアに十分に存在していない立場だから、もっとロールモデルになれたらと思ってる🏳️🌈🏳️⚧️
これまで色んなことがあったけど、同じように感じる人たちのために、少しでもその存在を示せるようにしていきたい。支えてくれた大切な人たちにも感謝💜あと、“結婚してるのかどうか”についてはノーコメント🙅🏻♀️笑
私にとっては重要じゃないし、伝統にこだわってるわけでもないから。むしろ『最後通牒』を経験したことで、前より結婚にこだわらなくなったくらい😂最後に、婚約エピソードで流れた曲を作って歌った@listentocasey に感謝!あの曲を見つけるのにどれだけ時間がかかったかは聞かないでね😅」
「クィアのアジア人カップルとしてロールモデルになりたい」という部分が印象的です。
同じように悩んでいる人やまだ声を上げられない人に勇気を与えたいという姿勢は、単なる恋愛リアリティ番組の出演者を超えて、社会的にも大きな意味を持っているなと感じました。
結婚の有無にこだわらず、愛やパートナーシップの本質を大切にしている姿勢も、とても現代的で共感できます。サムとオーシーがこれからも自分たちらしく歩んでいけることを願わずにはいられません。
ザンダー&ヴァネッサ
番組での展開
ザンダーは子どもを望み、ヴァネッサに「最後通牒」を突きつけました。しかしヴァネッサは自由でいたいという気持ちから結婚に踏み切れず、ふたりの間には溝が生まれていました。
その中でザンダーはヨリーと惹かれ合うようになり、ヴァネッサは焦りを覚え、ザンダーを独り占めしたいという気持ちを募らせていきました。
番組内でザンダーは「お互いに自分の気持ちに自信を持っていたい。迷いなく決断したい。今はその状態ではない」と語り、さらに「ヴァネッサを幸せにできると思っていたけれど、今の自分はふさわしくない」と打ち明けました。
最終的に、ザンダーが提示した最後通牒の結果、二人は4年間の交際に終止符を打ち、その場で別れる決断をしました。
ヴァネッサは「婚約の意図は自分を良く見せるためだったのかもしれない」と振り返り、ザンダーも「ヨリーへの気持ちが整理できなかった」と明かしました。
番組終了後は一切連絡を取らず、ヴァネッサは「友達としては愛しているが、一緒にいない方が良いと思った」と語っています。
結果
👉 破局済み。
現在のザンダー
ザンダーは現在シングルで、「本当に大切な存在を見つけたい」と語りながら、自己理解を深める時間を大切にしています。
フィジカルセラピスト兼マインド&ボディコーチとしてキャリア構築にも力を入れており、旧友のオースィーやティフとは今も良好な関係を維持しているようです。
現在のヴァネッサ
ヴァネッサは番組後に一度新しい恋愛を経験し、それを「自分を見つける大切な時間だった」と語っています。
現在は再びシングルとなり、友人との交流やデートを楽しみながら、過去の関係には区切りをつけた生活を送っています。
ロサンゼルス在住で、演技の世界にも挑戦しようと模索している最中です。
ザンダー&ヨリー
番組での展開
ザンダーとヨリーは、お試し結婚を通じて強い結びつきを感じました。
ヨリーは当時のパートナーであるマルとの結婚を迷っていましたが、ザンダーとの関係に心が揺れる場面もありました。
最終的にヨリーはマルを選び、番組内ではザンダーとの関係は進展せずに終わります。
その後の経緯
番組終了後、二人はしばらく連絡を取り合っており、一緒に音楽フェス「Coachella(コーチェラ)」に行くなど再会の機会もありました。
しかし、その後恋愛関係に発展することはありませんでした。
ザンダーは「一緒にいたい気持ちはあったが、お互い healing(癒し)のプロセスにいた」「時間が経ちすぎていた」と語り、恋愛に踏み出さなかった理由を説明しています。
ヨリーも「関係はリアルだった」と振り返りながら、コーチェラ後は“friend zone”のような距離感に落ち着いたと話しています。
結果
👉 恋愛関係には発展せず。友好的な関係で終了。
まとめ
『最後通牒:クイア・ラブ』シーズン1のその後は予想以上にリアルでした。
幸せを掴んだ人もいれば、別れを選んだ人も…。
でも共通しているのは、それぞれが“自分の人生を選んだ”ということ。
あれから時間が経ち、関係性は変わっても、それぞれが自分らしい人生を歩んでいるのが印象的です。Netflixの人気シリーズとして、今後の続編や出演者たちの活躍にも注目していきたいですね✨


